掲示板の言葉
2024年 冬
法語
今を生きずに いつを生きる ここを生きずに どこを生きる
作者
大神 信章 師『法語カレンダー平成二十七年八月』真宗教団連合より
あじわい
「いつやるの 今でしょ」と有名な塾講師の先生の言葉が思い出されます。
私たちの生活を振り返れば、「過去にあんなことがあったから、未来はきっとこんなことが」と、「あそこであんなことがあったから、違う場所ならきっとこんなことが」と、『あんなこんな』をこねまわしてばかりの日々です。自分自身の今の姿をあるがままに見ていくことの大切さをいくども教えられ導かれていながら、凡夫の我らは時間的にも空間的にも心をどこかに置きっぱなしにしてしまい、自分自身を見失い迷ってばかりです。だからこそ、「今一息一息が大事だ」と、お名号「南無阿弥陀仏」がいつでもどこでもこの私にはたらいてくださるのです。